金融政策に対する不透明感は漂うが、公的年金資金とみられる買いが入ったことで全体相場は反発。自動車株もほぼ全面高となった。
日産自動車が好業績期待で3日続伸。利益確定の売りも増えてきたが、外資系証券経由の買いで6円高の996円と上げた。同様に好実態を評価した買いが入り、トヨタ自動車、ホンダも続伸した。
出来高で日産を上回ったのがいすゞ自動車。「取引終了後に再建計画に関する記者会見を開く」との一部報道を受け、出来高は市場トップと一気に人気化し、株価も10円高の47円と急反発した。
なお、計画はGM、みずほコーポレート銀行などから総額2000億円の金融支援、米国生産からの撤退などを柱とするもの。同時に今3月期の業績見通しを大幅に下方修正した。
一方で、マツダ、スズキがさえない。
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