トヨタ自動車は、上半期の生産・国内販売・輸出実績を発表した。それによると国内生産は前年同期比1.9%増の167万6311台となり、3年連続でプラスとなった。国内販売は同2.5%減の79万7922台と2年連続でマイナスとなったが、輸出が好調で国内生産を支えた。トヨタは国内販売の苦戦が続いており、海外で稼いでいる実態が浮き彫りになった。
輸出は同8.1%増の89万1315台で2年ぶりのプラス。これは北米向け、アジア向け、オセアニア向けが好調だったのが主因だ。欧州向けは『ヤリス』の現地化によって落ち込んだ。
海外生産は同22.4%増の109万162台で、過去最高だった。北米、欧州、アジアの各工場ともに現地の需要に支えられて大幅に伸びたのが主因だ。