新型『ムーヴ』は先代に続いて、マイルド系の「ムーヴ」とラジカル系の『ムーヴ・カスタム』の2種展開。ムーヴはコンパクトに見える台形、ムーヴカスタムは存在感のあるハコを意識している。
ダイハツ・デザイン部スタジオグループの山本叔弘・主担当員によると、「ムーヴは“生活革新! エキサイティングミニバン”をコンセプトに幅広い層に受け入れられるものを目指し、一方ムーヴ・カスタムは“モバイル世代のラジカルボックス”をコンセプトに、若者向けを狙った」という。
デザイン開発にあたっては、ムーヴ・カスタムはムーヴをベースに、フードの前端を80mm高くしてボンネットの迫力あるものに。リヤもスポイラーによってルーフ長を80mm伸ばしている。これにより、「ベースのムーヴが台形を意識していたのに対し、ハコに見せるようにとの意図」と山本・主担当員。「ハコとしての存在感を主張し、遠目のシルエットでも差をつけてやろう」とのことだ。
台形のムーヴとハコのムーヴ・カスタム。今後の販売構成比にも注目してみるのも面白いかもしれない。