気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年10月18日付
●三菱自動車の幹部3人に罰金50万円、パジェロ欠陥隠しで略式起訴(毎日・28面)
●日野自動車など開発、路線バスの乗降、携帯電話がサポート(東京・8面)
●F1人気回復へ試行錯誤、フジTV、来季もシリーズ中継、琢磨の成長がカギ(東京・16面)
●ホンダ「ステップワゴン」を一部改良し発売(読売・10面)
●ヤマハ発動機もベトナム生産停止(産経・10面)
●GM・大宇買収の新会社発足(日経・9面)
●宗国自工会会長、道路特定財源の用途拡大に反対(日経・11面)
ひとくちコメント
13日の日本グランプリ決勝を最後に今季の全日程を終えたF1シリーズ。悲願のトヨタチームの初参戦や3年ぶりの日本人ドライバーとなった佐藤琢磨の活躍ぶりなどと、話題にはこと欠かさなかったが、テレビの視聴率は最終戦でも7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と振わなかったそうだ。きょうの東京が「テレビ&芸能」欄で詳しく分析している。
セナとプロストが最強のライバル劇を演じた90年代前半は、最高で視聴率20.8%を記録したこともあったが、「日本のF1人気は、ここ数年、冬の時代と呼ばれるほどの低迷が続いている」と指摘している。
筆者も鈴鹿で今季の最終戦を15万人の観客に混ざって観戦してきたが、サーキット内は若いカップルの姿よりもオールドファンが目立っていたような印象を受けた。チケット代が高いという経済的な要素もあるだろうが、テレビ観戦組もソッポを向いているのは若者のクルマ離れが一段と加速しているからだろう。