【新型ホンダ『アコード』発表】新設計の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション

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【新型ホンダ『アコード』発表】新設計の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション
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10日に発表された新型『アコード』のサスペンションは、新設計の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションだ。

フロントはフォースステア特性(コーナリング時のハンドルへの反力)を最適化し、コーナリング中のブレーキング時なども高い安定性が得られるセッティングだ。サスペンション結合部のブッシュ類も大容量化され、段差、突起を乗り越えたときの突き上げ感もきわめて小さく抑えられている。

リアは、構造的にはマルチリンクに近い5リンクダブルウィッシュボーン。FFモデルはナックルアームのアルミ化、ハブベアリングの一体化によって、鋼鉄製の場合に比べて剛性を50パーセント向上させながら、約30パーセントの軽量化を実現している。バネ下重量の低減によって路面への追従性は旧型にくらべて格段に向上し、また乗り心地も改善されている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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