クラリオンは16日、車載型情報端末アゼスト『AutoPC CADIAS』(オートピーシー・カディアス)を12月1日から発売すると発表した。米国、欧州ですでに発売しており、国内では初の車載PCとなる。
カディアスはオペレーティングシステムに「Windows CE for Automotive」を採用、通信ナビゲーションを始めとした様々なモバイル機能を備えた。従来の車載情報端末にはない多彩なアプリケーション機能を網羅するとともに、ニーズに合わせてアプリケーションの追加や編集、OSのバージョンアップが可能。OSにWindowsを採用したことで家庭のパソコンと情報を共有化することもできる。
ハードウェアにはPCカードスロット、USBポート、携帯電話接続用コネクターを装備し拡張性や汎用性を備えた。また操作系では音声認識コントロール機能を装備しハンズフリー電話やアドレスブックの音声呼び出し、テレビチャンネルの切り替えといった各種機能を音声により操作できるようにした。ソフトウェアではメディアプレーヤーやリアルタイムの地図・渋滞情報を入手できる通信ナビ、インターネット、メーラーといった各種機能を装備した。
メーカー希望小売価格は33万8000円。国内での販売は年間1万台を予定している。