燃料電池バス開発競争で、ダイムラークライスラーが一歩リードへ

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燃料電池バス開発競争で、ダイムラークライスラーが一歩リードへ
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ダイムラークライスラーは、世界初となる量産化に向けた燃料電池バスを発表した。燃料電池を搭載したメルセデスベンツのシターロ市内バス30台が2003年からヨーロッパ主要都市10カ所で運行を開始する。各都市の交通業者が、路線営業を通して燃料電池技術とインフラについてテストする予定。

バスは、全長12メートルで、航続運行距離は200km、定員は70人。燃料電池ユニットと圧縮水素タンクはルーフに設置、最高速度は80km/h。このバスには、製造番号0が与えられ、ドイツのシュツットガルトで発表された。2003年以降、ヨーロッパ10都市の交通事業者に3台づつ納入して、通常の路線に導入してテストする。ノルウェーの厳寒下やスペインの猛暑、平地、それにシュツットガルトのような丘陵地で性能を試験する。

燃料電池バスは、トヨタ自動車と日野自動車が共同開発し公道試験を発表しているが、実際の交通業者が使用する点で、燃料電池バスはダイムラーが一歩リードした。

《レスポンス編集部》

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