2002年F1グランプリ最終戦日本GPが鈴鹿サーキットで開催され、50回目のポールポジションを獲得した王者ミハエル・シューマッハが完璧なレース運びで今季11勝目を挙げた。
指定席となったフロントロウからのスタートとなったフェラーリチーム、スタートからどんどん後続を引き離す楽勝ぶりで日本のファンに王者の貫禄を見せつけた。これで通算15回目の1-2フィニッシュとなり、あのセナ・プロの記録に並んだ。3位にはマクラーレンのキミ・ライコネンが入った。
会場に詰めかけた15万5000人の関心は自己最高グリッドである7位スタートのジョーダン・ホンダの佐藤琢磨。ミスのない今シーズン最高の走りで5位入賞。嬉しい初ポイントを獲得した。他3台のホンダ勢はいずれもリタイヤ。予選で大クラッシュに見舞われたトヨタのアラン・マクニッシュはドクターストップがかかり欠場。ミカ・サロは12位スタートから粘って8位完走を果たした。