新型『キューブ』のデザインモチーフはその名のとおりキューブ=シカク。日産デザイン本部・グローバルデザインマネージメント部・デザイン調査情報グループの池山悦朗主担は「ただのシカクではなく、カドをまるめることにより、時代を表現した」という。
池山主担は「メインターゲットはポスト団塊ジュニアである若者。彼らのカルチャー、つまりスポーツやファッション、カフェ、インテリアなどにピッタリ合うクルマを作りたかった」と語る。
「そこでシカク。しかしただの四角の箱ではなく、角を丸めることにより、今の若者のリラックスした感じを取り入れ、時代を表現した。そして我々がデザイン開発を進める中で、今ブームにもなっているインテリアにもちょうどこうしたモチーフのものが表れ、リンクしてきた」と池山主担。
「『エクストレイル』のデザイン開発時と同様に、デザイン系学校の学生に協力してもらい、話を聞き彼らの求める車を作り上げていった」と語る。