2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦、ニュージーランドラリーは3日夜のセレモニースタート・開幕に先駆け、ラリー本番に向けてのシェイクダウンを行った。マールボロ三菱ラリーアートは負傷欠場のアリスター・マクレーに代わり、ヤニ・パーソネンが出走する。
フランソワ・デルクールとパーソネン、両ドライバーはラリー前のテストで、エンジンのチューニングとリヤのディファレンシャルのセットアップに集中した。チームエンジニアのマイケル・ゾトスは「エンジンは低回転でトルクがでるようにした。リヤデフの全く新しいセットアップはかなり効果を発揮するのではないか」と説明する。
またチームディレクター、ジョン・イーストンは、「もしコースがドライだったら、第1レグのスタート(13番手)でのアドバンテージは必ず活す。パーソネンがどういう走りをするか興味深い。道の感触は彼の地元のフィンランドに似ている」と語る。