ブリヂストンの栃木工場の従業員が、欠陥タイヤを工場外に不法投棄していた事実が明らかになった。子会社のブリヂストン・ファイアストンの製造したタイヤを装備したフォード車の事故多発でリコール事件が問題となったが、欠陥タイヤが多すぎて不法投棄するしかなかったのではとの見方も。
これまで明らかになったところによると、ブリヂストン栃木工場で、従業員が欠陥のあるタイヤ26本を工場外に持ち出して不法投棄していた。不法投棄は1996年から数回にわけて、同社の従業員が大型トラック用タイヤとくずゴムを河川敷で焼却したり、雑木林に投棄した。
欠陥タイヤが出た場合、査定の対象となるため、従業員が工場外で処分しようとしたと見られる。