アルパインの2002年モデル『i-assist NAVI HDD 555』が本日発表された。同社初のHDDナビとなる。HDDナビを発表したメーカーは、これで4社目となった。
アイシン・エィ・ダブリュとの共同開発となるモデルだが、ネットワーク環境を活用した「i-assist」というアルパイン独自の機能が用意されている。商品企画・市販統括事業部担当の古瀬豊海取締役は、「リアルタイムでの情報提供と、パソコンや携帯電話との連携をカーナビの課題と捉え、ネットワーク環境と、HDDのリライタブルという特徴を組みあわせて、これらを実現しました」と強調する。
たとえば、パソコンや携帯から、アルパインの用意する「MyDriveNet.Com」というポータルサイトへアクセスし、目的地と予定時刻をその場で決定する。すると指定日時に携帯にメールが届く。それをカーナビに接続してシンクロボタンを押すと、携帯とカーナビがシンクロし、目的地が設定される、といったことが可能だ(シンクロサービスは月額300円)。
またメモリースティック経由で地図データの更新も可能。PCでダウンロードしたデータをメモリースティックに保存し、HDDユニットのスロットに差し込むことで更新することができる(地図データは有料)。
本来のナビ機能についても、HDD化によって進歩している。ストレスのない操作感や、ほとんど一瞬で終わるルート検索などは、HDDならではのメリットだ。
モデル展開は、8型ワイドTV+ビーコン+HDDナビユニット「NV8-N555」が32万円、6.5型ワイドTV+ビーコン+HDDナビユニット「NV7-N555」が28万8000円、HDDナビユニット「NVE-N555」が19万8000円となる。月産目標台数は3モデル合計で5000台、発売は6月上旬とされている。