VWは2004年を目標に現行の最廉価・最小モデルの『ルポ』よりさらに小さい「アンダー・ルポ」をラインナップに加えるという方針を明らかにした。旧東欧市場での拡販を図るため、ルポよりも小型で安いクルマが必要と判断したようだ。
具体的な車種構成は明らかにされていないが、ルポの下位にあたることから「アンダー1リットル」、つまり800cc程度のエンジンを搭載したモデルで、日本の軽自動車に近いディメンジョンとなる。
1リットルクラスのスモールエンジンを搭載したクルマはヨーロッパで大人気だが、旧東欧諸国などでは、ルポでも価格が高いと考えられており、一層のシェア拡大のためにはアンダー・ルポの投入が急務という考えに達したと見られる。