スズキ、バンパー回収拠点を増強「粉砕した方が楽だ」

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スズキは8日、独自開発したバンパー破砕機を全国20カ所のディーラーに設置すると発表した。使用済みバンパーを回収するための物流コストを節約しバンパーのリサイクル促進につなげる。

同社は現在、関東や近畿、中部地域の8ディーラーにバンパー破砕機を設置し、年間1万本の使用済みバンパーを回収、樹脂部品の素材としてリサイクル利用している。破砕機設置するディーラーをこれまでの2倍以上に増やすことで、回収量を2万本に増やす計画だ。

樹脂製バンパーはリサイクルしやすいことからメーカー各社が回収・再利用を行っている。しかし、クルマから外したままの状態で輸送しているケースが大半で、高い物流コストがかかっていた。あらかじめディーラーで破砕機にかけておけば容積が減るため、物流コストを20〜30%節約できるという。

同社のディーラーなどでは、年間20数万本の使用済みバンパーが発生している。年度内には破砕機を都道府県ごとに設置し回収量を増やしていく計画だ。

《編集部》

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