ホンダの新型『シビック・タイプR』は標準型3ドア仕様と比べ、室内も大幅に変更されている。シートのクッションは固くなり、表皮はアルカンタラ。「タイプR」ロゴがヘッドレストにつき、ステッチ(縫い目)は赤だ。
座席の位置も標準型より10mm低くなっており、よりスポーティだ。メーターは白地、チタン仕上げのシフトノブがミニバンふうのセンターコンソールから生えている。イギリスでは、シルバー、ブラック、レッドというタイプRにおなじみのカラーがシビック・タイプRにも用意される。日本では白も設定される見込み。
シビック・タイプRが日本国外で公式に発売されるのはこれが始めて。左右両ハンドルの設定があり、生産台数は限られているものの全世界で販売される。正確な数字は発表されていないが、ホンダUK筋では、最初の1年間で生産台数は1000台に満たないと予測する。先代シビック・タイプRと異なり、新型はイギリスのスウィンドン工場でのみ作られる。日本仕様もヨーロッパと同時にこの10月から販売予定だが、価格は明らかにされていない。