環境破壊を「税法違反」で摘発する東京都のもどかしさ

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東京都は16日、足立区でガソリンスタンドを経営している三幸を地方税法違反で東京地検に告発した。現在取り締まり体制を強化している不正軽油の摘発作戦の一環だが、不正軽油自体を取り締まる法が無いため、軽油引取税に関する脱税行為での摘発となった。

三幸は東京都知事の許可を得ずにA重油を軽油に混入させて、ディーゼル車の燃料として販売していた。A重油を混入するには知事の承認を受ける義務があり、これを義務付けた地方税法に違反した疑い。

東京都では、大気汚染防止と脱税防止のため、不正軽油の販売・使用の集中取締まりを実施しており、走行するディーゼル車から燃料の抜き取り調査やガソリンスタンド、工事現場での取締まりを行なっているが、今回は同社がダンプカーにA重油を給油して販売している、正にその現場を押さえての告発となった。

《レスポンス編集部》

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