中国の国家出入国検査検疫局が、三菱自動車工業の『パジェロ』を輸入禁止と同型車の運転禁止にしたことが明らかになった(既報)。
禁輸措置となったのはパジェロの「V31」と「V32」。これまでの調べでは、設計上の問題から、走行を重ねるとブレーキオイルのパイプが破損し、走行中、急にブレーキが効かなくなるという。こうした車両は中国国内に1万5000台あり、三菱自動車ではすでに回収・無償修理を行なっているとしている。
同じタイプのパジェロは、日本国内で起きたクレーム隠しでも不具合が発覚、その後にリコールを届け出しているが、同社では「今回発生したのは別の欠陥」としている。