石油最大手の日石三菱は、2月からの石油類の卸価格を1リットルあたり30銭引き下げると発表した。卸価格を引き下げるのは5カ月ぶりで、原油価格の低下が理由。日石三菱の卸価格の引き下げで、他社も追随することが予想され、高騰が続いていたガソリン価格もやっと落ち着く可能性がでてきた。
原油価格はここ最近下落傾向が続いていたが、日石三菱では、これまでの原油価格の高騰分を吸収しきれていないとして卸価格の引き下げに慎重な姿勢を示してきた。さらに、円安で原油調達コストが上昇したものの、原油価格自体は下落した水準で落ち着いているため、引き下げを決めた。