日産は同社のWebサイト・羅針盤で『シーマ』の標準的な納車日を検索するページを公開している。全国を11のプロックに分割し、標準的な仕様の納車日を表示するというもので、通販パソコンのメーカーでは珍しくないシステムだが、自動車メーカーとしてはこれが日本初の試みとなる。
これまで納車日については、担当したセールスマンが顧客に個別回答していたが、生産工場側の情報を随時更新することでWebサイト上での公開が可能となった。クルマを買いたいと思う人が自分の居住する地区を選択すると、その日現在の受注状況などに合わせ、おおよその納車日が表示される。
15日現在で新型シーマを最も早く入手できるのが名古屋地区で2月14日、次が首都圏地区の15日、大阪は17日、北海道19日、福岡22日の順となっている。トヨタの高級車『セルシオ』の標準納期が4カ月だったことを考えれば、意外に早い納車期間と言えるだろう。
日産はWebサイトを使ったティーザー戦略を積極的に推進しているが、今回のシステムでも他のメーカーが行っていないWebサイトの使い方を提案したことになる。