3チーム4ドライバーが参加して行われるヘレス合同テスト、初日の15日はBARホンダのオリビエ・パニスがトップタイムを記録した。先週シェイクダウンしたニューマシンのBAR003に乗ったパニスはホンダ製ニューエンジンのチェックに加え、サスペンション、トランスミッションなどを試しながら43ラップを消化し、充実した表情でテストを終えた。
またBARのテストドライバーに正式決定してから初参加となった佐藤琢磨は、BAR002に搭載した2001年仕様のトラクション・コントロールとブレーキの開発に集中しながら63ラップを走った。
「前回はドライバー開発プログラムの一環としての参加だったから、今回はプレッシャーもなく、やるべき仕事に集中することができた。テストやエンジニアたちとの作業はとても楽しかった。たくさんのことを学んだし、自分自身も成長できたと思う。F1がどんなものか知ることができたし、次にマシンに乗れる機会が楽しみ」と語った。
順位 | ドライバー/チーム | ※1 | タイム※2 | 周回 |
1 | パニス/BARホンダ | B | 1'23''52 | 43 |
2 | バドエル/フェラーリ | B | 1'23''92 | - |
3 | 佐藤琢磨/BARホンダ | B | 1'24''78 | 63 |
4 | ハイドフェルド/ザウバー | B | 1'25''45 | - |
※1:ブリヂストン=(B)、ミシュラン=(M)
※2:合同テストのため、オフィシャルタイムは発表されず、タイムはあくまでも参考。