『Xクーペ』のAピラーから後部にかけてもまた、いわゆる“情熱の炎”とBMWが呼ぶ非対称的で他では見られないテーマに基づいて巧みにデザインされている。
バングルと彼のデザインチームは、Xクーペの両サイドに全く異なったデザインを試みたが、残念ながらこれは生産段階まで持っていくのは不可能であろう。リアエンドにも、形の異なったテールランプなど、非対称的なデザインが施されている。
写真ではXクーペのサイズを推し量るのは難しい。4579mm×1869mmのその車体は、『3シリーズクーペ』とほぼ同じ。20インチという大きめスポーツホイールにより、そのたくましいラインは完成される。タイヤはダンロップのランフラットタイア、255/50〈フロント)と285/45(リア)を独自に改良したものを用いている。スペアタイヤは必要ない。
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