いすゞが、一時前日比5円高の220円まで反発した。「米ディーゼルエンジン工場の生産能力を4年以内に3倍増」と報道されたことで、市場の人気を集めた。
欧州などでは日本と事情が異なり、ディーゼルエンジンがクリーンなエンジンとして乗用車に広く使用されている。それだけに、好材料として捉えられた格好だ。前日比変わらずで引けたが、株価水準自体の低さが買い安心感を誘っているようだ。
株式市場が5日続落で、約1年10カ月ぶりの1万4000円台割れとなっただけに、自動車関連株も総じて軟調。スズキは、前日比45円安の1200円と5日ぶりに反落。トヨタ自動車、日産自動車はともに続落した。名古屋製作所大江工場の閉鎖を発表した三菱自動車は、小幅続落ながら底固い動きとなった。こうした中、マツダとダイハツは小幅高となった。