東京都は、来年度予算要求で、42億円のバス車両更新費用を計上した。保有する1800台のうち、約10%に当たる170台のバス車両について、CNG(圧縮天然ガス)バスに代替、もしくはDPFを装着する計画だ。
実現すれば都バスのうち、既存のCNGバスもあるため、保有の30%以上に当たる500台が低公害バスとなる。
都では、現在開会中の都議会でディーゼル車の使用を制限する公害防止条例改正案を審議している。事業者の持つ排ガス状態の悪い古いディーゼル車の走行を禁止する条例だが、都では自ら都バスの低公害化を率先する意向のようだ。