フォード日本は6日、小型SUV『エスケープ』を発売した。マツダ『トリビュート』とプラットフォームを共用し、生産もマツダの防府工場で行う。
フォード日本は、マツダのOEM車で量販を狙う従来の戦略を昨秋に転換、高級輸入車路線を目指して販売網をリストラしている。当時、ヘンリー・ウォレスCFO(最高財務責任者)は「エスケープとトリビュートは、プラットフォームを共用するが、全く違うクルマになる」と自信満々だった。そのコメントが正しかったかどうかは、読者の皆さんは判断することだ。
ちなみにエスケープはV6・3リットルと直4・2リットルの2モデル(全車4WD、右ハンドル)で、価格は217万円と247万円。トリビュートと比べると、V6モデルは7万8000円安と22万2000円高、直4モデルは17万2000〜38万円高になる。