『FOCUS』11月29日号
税込み価格250円 発行:新潮社
「変わらなくっちゃ」と日産のCMをやっていたイチローだが、本当に日産車に乗っていた。それも高級車ではなく、18億でメジャー契約した男があのベーシックカー『マーチ』なのだからホントにびっくりだ。
しかしこのマーチ、タダ者ではない。『FOCUS』にデカデカと掲載された写真のマーチは、大きく口を開けたフロントスポイラー、奥にはこれまた大きなインタークーラーがのぞく。グリルもユーログリルではなく大きく開いている。タイヤはインチアップされたワイドなものを装着、同時にブリスターフェンダーが取り付けられている。中には『IMPUL』の文字の入ったバケットシートが見える。
このマーチは星野一義と親交があるイチローのリクエストで作り上げたものだという。インパルが言うには「外車には目もくれず、小型大衆車をフェラーリ並みにチューンアップしたこだわりのクルマ」なのだという。
かかった費用は実に1000万円を超えるという。中にはぶっといロールバーが組まれ、「ブレーキも2000cc300馬力対応にしっかり強化されている」というから、これって2リッターなの!?1年ほどかけてチューンしていったというが、まさにこのマーチは、体の小さいイチローがメジャーリーガーになっていく彼自身の生き写しといえる。