トヨタは7日、衛星通信サービス会社の「日本ビジネステレビジョン(JBTV)」の第三者割当増資を引き受け、1億円で同社の株式の4%を取得することになったと発表を行った。
JBTVは三井物産、東芝、パイオニアなどが出資している通信事業者で、トヨタはJBTVが保有する衛星通信回線を情報ネットワーク事業の「Gazoo(ガズー)」に使う意向を示している。衛星が持つ大容量データ通信能力、同報通信能力をフルに活かし、音楽や映像などのコンテンツ配信を充実させていく見込みだ。
トヨタはガズーの端末をコンビニやガソリンスタンドに設置し、自動車情報以外の分野に進出することを狙っており、衛星通信というインフラ確保の成功で、その狙いを確実なものとした。