2001年にマクラーレンへの移籍が噂されていたジャック・ビルヌーブ(BARホンダ)だったが、これが別の事実を隠すためのブラフだったのではないかという憶測が生まれている。
その一方で、ミカ・ハッキネン(マクラーレン)が今シーズン限りで引退する可能性が指摘されているが、マクラーレン側はこれをやっきになって全面否定。ロン・デニスはジャックのマネージャーとの間に接触した事実があったことは認めたものの、「現ドライバーがいい走りを続ける限りラインアップを変更するつもりはない」とコメントしている。
いまのところ想像できるのはBARがチャンピオンシップを獲得できるマシンを即刻つくらない限り、ジャックはチームを去るだろうということ。となると先頃ジョーダンからマイク・ガスコインを獲得したばかりのベネトン・ルノー(2002年からは100%ルノー)と契約する可能性が高いのではないだろうか。
チーム内でのフランス色を強めたいルノーにとって、フランス系カナダ人であるビルヌーブは人気、実力ともに申し分ない存在。フラビオ・ブリアトーレも1997年にルノー・エンジンを搭載したウィリアムズでワールドチャンピオンを獲得したヴィルヌーヴにラブコールを送っているというが……?