ポルシェ『911』シリーズはモデル寿命中期をまもなく迎え、多数のマイナ−チェンジを受ける。来年早々、主力モデルの『カレラ・クーペ』は、新型『ターボ』同様のダブル・キセノンライトを採用し、前後のデザインが若干変更される。フェンダーも新デザインになり、17インチ・ホイールのデザインも変更される。室内では全体的に質感が高められ、トリムの素材も向上し、標準設定の快適装備の数も増える。
しかし最も大きな変化は水平対向6気筒水冷エンジンだ。現行の排気量3.4リットルは3.6リットルに拡大し、出力は15PS増強された315PSになる。可変カムシャフト機構もさらにチューンナップされ、モトロニック制御システムはトルク37.7kgmを達成するだろう。