運輸省は30日、東京都千代田区の日比谷公園噴水前広場で「超小型自動車の車両展示会及び説明会」を開催する。1996年9月に運輸省主導で「次世代都市用超小型自動車研究検討会」が発足し、イベントはその研究成果発表会だ。
ここでいう「超小型自動車」とは燃費が50km/リットル以上(当面は40km/リットル)、排ガスレベルが2000年末の規制値の10分の1、リサイクル率95%以上という環境を重視した自動車となっている。
このイベントにはトヨタ『e-com』、日産『ハイパーミニ』、スズキ『Pu-3』、ダイハツ『ミクロス-3L』、ホンダ『シティパル』、『ステップデッキ』などが展示される予定。
これらは昨年の東京モーターショー出品車が大部分だが、三菱の『MEEV-II(ミーブ2)』は、車両の歩道側ドアを両開きとしたり、高齢者にも配慮した助手席シートなど特徴を出した“新型車”である。MEEV-IIの市販化は未定だが、共同利用実験など地域での社会実験に登場する見通しだ。