ダイムラー・トラックとボルボ・グループは5月17日、共通のソフトウェア定義自動車(SDV)プラットフォームと専用のトラックオペレーティングシステムの開発に向けて、合弁会社を設立することで合意した、と発表した。
両社は、SDVの大型商用車のデジタル変革をリードするという野心を共有している。この目標を強化するため、両社は共通のSDVプラットフォームと専用のトラックオペレーティングシステムを開発する。この新しい合弁会社は、標準化されたハードウェアとソフトウェアの主要な開発者となることを目指している。
この技術基盤により、ダイムラー・トラックとボルボ・グループ、さらには他のパートナーも、製品に差異化されたデジタル車両機能を導入し、最終的には顧客の効率と体験を向上させることが可能になるという。
ダイムラー・トラックとボルボ・グループは、合弁会社において50対50のパートナーシップを結ぶ予定だ。また、この合弁会社は、独立した事業体として運営される。両社は他のすべての事業領域では引き続き競争を続ける。CO2ニュートラルの駆動技術への移行にすでに多額の投資が行われている中、デジタル技術開発における協力は、開発目標と顧客の期待に最適な形で応えるためにますます重要となっている。