ロータスの新型EV『エレトレ』、センサーやディスプレイは格納式…新技術搭載

3回のメイン画面操作で車両の機能の95%にアクセス可能

フラットに折りたためる15.1インチディスプレイ

将来の自動運転を可能にするLIDARシステム

ロータス・エレトレ
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ロータスカーズは3月29日、ロータス初の電動SUV、『エレトレ』(Lotus Eletre)を欧州で発表した。格納式のセンサーやディスプレイなどの新技術を導入している。

◆3回のメイン画面操作で車両の機能の95%にアクセス可能

エレトレのUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)は、3つのテーマで構成される。ひとつ目は「ライトウエイト」で、システムコンポーネントとエクスペリエンスの両方を指す。たとえば、メイン画面を3回タッチするだけで、ユーザーは車両の機能の95%にアクセスできる。

2つ目のテーマの「インテリジェンス」は、システムの多用途を意味し、設定メニューを通じてフルにカスタマイズできる。最後のテーマは、「イマーシブ」だ。入念に作成し、厳選されたコンテンツと、乗員をエキサイトし魅了するインタラクションがある、と自負する。これには、画面上の3次元の世界が含まれており、エレトレをヒーローとして紹介し、ゲームやモバイルテクノロジーの世界からのユーザーエクスペリエンスを提供するという。

ドライバーの前方に設置されているインストルメントクラスターは、高さ30mm以下とスリムで、主要な車両情報とトリップ情報を伝達する。助手席側も同様で、ドライバー側とは違う音楽選択や近くの名所など、さまざまな情報を表示する。

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◆フラットに折りたためる15.1インチディスプレイ

ダッシュボード中央には、最新のOLEDタッチスクリーンテクノロジーを採用した。車両のインフォテインメントシステムには、15.1インチのディスプレイからアクセスする。画面が不要な場合は、自動的にフラットに折りたためる。また、拡張現実(AR)技術を搭載したヘッドアップディスプレイを標準装備しており、ドライバーにさまざまな情報を表示する。

エレトレの各機能は、デジタルでコントロールできる。一部のキーコントロールは、アナログスイッチでもコントロール可能だ。音声認識技術によるボイスコントロールにも対応している。

エレトレは、5G互換性を含めた最新のコネクティビティを備えている。これにより、スマートフォンのアプリを通じて、OTAソフトウェアの更新や、ソフトウェアの新機能を購入できるようになる。 エレトレのオーナー向けのスマートフォンアプリには、運転ログ、車両と充電のステータス、リモート機能、位置情報サービス、その他の多くの機能へのアクセスが含まれている。

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◆将来の自動運転を可能にするLIDARシステム

エレトレには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用する。将来を見据えて設計されており、無線通信のOTAアップデートを通じて、新しい機能を有効にできる。いくつかのシステムは、LIDARテクノロジーを利用している。センサーは通常は隠れており、必要に応じてのみフロントガラスの上部、リアガラスの上部、前輪のアーチから出現する。

LIDARシステムは、自動運転技術をサポートする。このハードウェアは、あらかじめ車載化されており、将来の自動運転を可能にする。スマートフォンのアプリを使用して、駐車スペースから車両を呼び出したり、自動で駐車したりすることもできる。OTAによるソフトウェアアップデートを通じて、さらなる機能も追加できる。

エレトレには、インテリジェントアダプティブクルーズコントロール(ACC)、衝突軽減サポートフロント(CMSF)、交通標識情報(TSI)、ドアオープン警告(DOW)、リアクロストラフィックアラート(RCTA)、フロントクロストラフィックアラート(FCTA)、レーンチェンジアシスト(LCA)、幼児置き去り検知システム(CPD)、レーンデパーチャーワーニング/プリベンション付きレーンキープエイド(LKA+)、パーキングエマージェンシーブレーキ(PEB)、衝突軽減サポートリア(CMSR)、エマージェンシーレスキューコール(E -電話)がオプションで選択できる。リアシートの外側にはi-Sizeのチャイルドシートアンカーポイントが付く、としている。

《森脇稔》

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