ノルウェーでレンタカーを返却した後の北欧の旅の最終ポイントは、デンマークの首都コペンハーゲン。ここでは、徒歩をベースとした街の散策でGARMINの携帯時のポテンシャルをチェックしてみた。
ドイツやスペインで開催される試乗会へと持ち込んでみて、海外のドライブでは強力な助っ人になってくれる事は実証済みのGARMIN。今やヨーロッパへの取材旅行には必須のとなったこのアイテムを、今度は北欧はノルウェー西海岸へと連れて行った。
GARMINのnuviシリーズは、シンプルさを“PNDならではの強み”とし、単なる据え付け型カーナビの廉価版とは異なる個性と魅力を築き上げてきた。
日本で買えるPNDのグローバルスタンダード。それがガーミンのnuviシリーズだ。今回紹介する「nuvi205W」は、nuviシリーズの中核モデルとなるnuvi205の画面をワイドに拡大。
GARMIN nuviシリーズの大きな特徴が、“海外でも利用できる”という点。オプションの海外地図をSD/microSDカードスロットに挿すだけで、即利用可能という手軽さだが、果たしてその使い勝手はどうなのだろうか。
『nuvi205W』の弟モデルとも言うべき『nuvi205』が09年の春モデルとして登場した。市価ではnuvi205Wが3万円弱、nuvi205が2万円あまりと、価格的にもかなり接近しつつある。今回はこの両モデルを比較してみよう。
6月にリリースされたVer.2.40でPOIアイコンの選択表示やルート選択の際に「有料道優先」「一般道優先」が可能になるなど、従来オーナーにとっては“かゆいところに手が届く”機能追加がなされた。さらに、8月3日にはバグフィックスの修正ファームアップが配布された。
40年前のメルセデスを、知人と二人で東京から宮崎まで運ぶことになった。69年式の280SLという名車だ。もちろん、ナビゲーションシステムなどない。オーナーがオリジナルの状態を好んだのだろう。市販品の準備もない。こんなときにも、GARMINは救世主である。
日本に戻って即、イタリアに戻った。そこで、もう一度、GARMINを使う機会があった。イタリアはミラノ郊外でアルファロメオのレンタカーに乗っていたが、不慣れなイタリア語のナビゲーションガイドだけでは不安だったので、ガーミンも同時に利用してみたのだ。
フランクフルトを出発しておよそ2時間。迷うことなくシュツットガルトの街中へ入ると、夕刻のラッシュアワーで軽い渋滞に見舞われる事に。
nuvi205Wのディスプレイは4.3インチと小さく、そこに表示される地図情報はもともとたかが知れたもの。そこで最近は、「音声案内された場合にのみ、表示を確認のため画面に目をやる」というのが自分の使い方の基本になっている。
今度はnuvi205Wを海外へと連れ出してみる事に。目指すはドイツ・シュツットガルトの南方で行われるポルシェの試乗会開催地。日本から直行便でフランクフルトへと降り立った後、そこから片道で200km強と目される目的地までを、nuviを頼りに往復してみようという算段だ。
レポーター歴は約30年になるというのに、ハッキリいって市販カーAV関係の取材経験はゼロ。それどころか、若い頃は年代モノの欧州車を乗り継いでいたので、いわゆる“カーステ”を使ったことがあるくらい。そこで、敢えて素人視点からnuvi 205Wを使うまでの過程を紹介しよう。
欧米流に言えばPND、日本流では“メモリーナビ”と呼ばれるこの種のアイテムを使うのは、当方にとって初めての体験。とはいえ、「スイッチはひとつなんだから説明書に目を通すまでもないだろう」と早速それをスライドさせてみる。
おそらく、初GARMINのシチュエーションとしては、最も辺鄙な場所で使い始めたうちの一人じゃないだろうか。日本で最低限の作動確認をし、ヨーロッパ用の地図SDカードを手に入れて、取る物も取り敢えず日本を旅立った。向かった先はスペインカナリア諸島のテネリフェ。