自動車業界の先端技術が一堂に集結する「第16回オートモーティブワールド」(オートモーティブワールド2024)が1月24日~26日、東京ビッグサイトにて開催された。今回、数年ぶりにブース出展をしたNeusoft(ニューソフト)に注目。高いソフト開発能力を持つ同社は、オートモーティブの次世代を体感させるブースを展開した。
オートモーティブワールド2024の専門セミナーで、ソニー・ホンダモビリティ E&Eシステムアーキテクチャ開発部 ゼネラルマネージャ西林卓也氏が「AFEELAにおける自動車の知能化・エンターテインメント」と題するセミナーを開催した。
完全自動運転ロボットタクシーの開発と運営を米国と中国で行っているpony.aiの共同創設者兼CEOであるジェームズ・ペンによる講演がオートモーティブワールド2024で行われた。
パナソニックインダストリーは、パナソニックグループの中で電子デバイス全般を扱う事業者だ。CR(抵抗・コンデンサ)、スイッチやリレーなどディスクリート部品の他、センサーやモジュール部品、モーター、FA機器まで幅広いポートフォリオを持つ。
ソフトウェア開発の手法として「Vモデル」は、SDVが取り沙汰される以前から存在してきた。ソフトウェア開発では広く知られた手法でも、開発とテストそれぞれの工程の対応関係が、そのままバーチャルとリアルに置き換えうる自動車の開発プロセスでは、殊更に厳密な適用が求められ、意識されている。
TOPPANは、水素を作る・貯める・運ぶ・使うの全領域で核となるエネルギー変換デバイスCCM/MEAをオートモーティブワールド2024で初出展した。また、透明と不透明を瞬時に切り替えられる車載用の液晶調光フィルムや屋外での使用に適した超低消費電力のTFT液晶ディスプレイも展示した。
村田製作所はコンデンサーから半導体まで多数の電子部品を手掛けるメーカーだ。オートモーティブワールド2024では車両向け電子部品を中心に展示を行っていた。
多くのドライブレコーダーをラインアップするJVCケンウッド。東京ビッグサイトで1月24日~26日に開催されたオートモティブワールド2024では、同社の通信型ドライブレコーダーを使った新たな提案を行い、ドライブレコーダーの近未来を見せる展示とした。
SDVやAIに関する話題が耐えない昨今、それらを実行させて走らせるには当然、ハードウェア側の要件や処理能力がカギで、場合によっては限られてくるところ。一昨年にザイリンクスの買収統合を完了させた半導体・マイクロプロセッサ・GPUの巨人、AMDの動向は気になるところだ。
企業向けのユニークな風力発電機と電動アシスト自転車や電動車椅子用の小型インホイールモーターを、コアレスモータ社がオートモーティブワールド2024で展示した。
輸入車や新興メーカーが増えるEV市場において、あらためて課題になっているのは、車両と急速充電器の相互接続性だ。オートモーティブワールド2024では、キーサイト・テクノロジーが関連の測定器やソリューションを提案していた。
EV市場の盛り上がりを受け、インホイールモーターもさらなる進化を遂げているようだ。オートモーティブワールド2024、東海理化のブースではインバーター内蔵タイプのプロトタイプが展示されていた。
CASEなど次世代車両は、ケミカル品、素材など化学工業分野の市場も拡大している。オートモーティブワールド2024に出展した積水化学工業も自動車分野に力を入れる企業のひとつだ。
オートモーティブワールド2024初日の1月24日、ボルグワーナーはラウンドテーブルを開催し、中期的な経営指針と、ブースにおける製品展示と併せて技術ポートフォリオを明らかにした。
『I-Cargo』はベクトリクスが製造販売するバッテリー交換型の3輪カーゴスクーターだ。2024年5月発売に向けてオートモーティブワールド2024の会場にデモ車両が持ち込まれていた。