三菱自動車工業による燃費データの不正が発覚し、4月20日から販売が停止されている三菱の『eKワゴン』や日産の『デイズ』など4モデルの販売再開が、早ければ7月になる可能性が出てきた。
三菱自動車工業の相川哲郎社長26日午後、国土交通省に出向き、型式指定の審査で燃費性能をよく見せかけるための不正操作の経緯について報告を行った。
生産する軽自動車4車種について、国交省に提出した燃費試験データに不正があったことを公表した三菱自動車。「燃費性能を求めるため走行抵抗値を甘くする操作」がおこなわれたというが、実際の燃費はどうか。
「燃費性能を国土交通省が測る上で、三菱自動車が走行抵抗値を資料として提出する。その抵抗値を求める試験方法が、国内法規で定められた計測ではなく、米国で走行抵抗を出す高速惰行法に類似していた」
三菱自動車は20日午後、国土交通省に提出した燃費試験データについて、不正な操作を行っていたことを公表。国土交通省で会見を開いた。