トヨタ自動車が1月6日に発表した燃料電池車(FCV)に関する特許権の無償提供は、自動車産業の新年の話題をさらった。同日都内で開かれた業界の賀詞交歓会でも、記者団の取材はもっぱらこれに集中した。
今年2015年だが、需要の先食いによる回復の遅れに、エコカー減税の見直しと軽自動車税の増税による負担増が重くのしかかる。3月までは再び駆け込みの現象が出るものの、その後は低調で、500万台到達は厳しい展開となろう。