滅多にない機会だがトヨタの“ウェルキャブ”(福祉車両)への同乗試乗ができた。車両は『ヴォクシー』のX車いす仕様車(スロープタイプ)タイプI。広くデイサービスなどで使われる“介護式”のクルマだ。
販売好調のホンダNシリーズ。それに加わった第4弾がこの『N-WGN』だが、この新作、実はこれまでのNシリーズ各モデルとは若干異なる部分がある。
コンパクトなSUVテイストは、今年のトレンド。節約疲れでよれよれになっている日本に示す一筋の明るい光。でもこのコンパクト・クロスオーバーは、世界的な流れみたいだから、つまりは世界中が節約エコ疲れをしているのかも。
ハイブリッド車では非接触電力伝送で置くだけでスマホなどの充電が可能(Gグレード)な“トレイ”が、前席左右間に備わる(その下にニッケル水素バッテリーがある)。そのトレイが200mmほどの高さだが、それ以外は驚くほど室内空間は犠牲になっていない。
試乗車は『ノア』のGグレード・7人乗り(FF)。5ナンバーボディの標準車ながら、グリル開口部を大きくとったフロントマスクは、それなりのインパクトがある。
マクラーレンのベビーカーや3人乗り電動アシスト自転車と同様、トヨタ『ヴォクシー』(と『ノア』)は、子育てファミリーの必需品だ。よって非常に手堅くフルモデルチェンジが実行された…そんな印象である。
日産自動車に吸収合併されることになるプリンス自動車。その前身である富士精密工業が1957年に世に送り出したのが初代のスカイライン。新型は数えて13代目にあたる。
フェイスリフトを受けた最新のボルボ『XC60』。『S60』&『V60』同様、幅広グリルとより温和な眼差し(=ヘッドランプ)を得て、穏やかでプレーンな、よりボルボらしいルックスへ回帰したようにも感じる。
フォード由来だったこれまでに代え、ボルボ内製の新開発というエンジン。ディーゼルエンジン(日本未導入)とは25%が共通部品、50%は類似部品とするなど、アーキテクチャーも合理化がすすむ。それらは「ハイブリッドも視野にいれたもの」(ボルボ)だそう。
4690x1780x1430mm。全長だけは長いが、サイズ的にはほとんどマツダ『アクセラ』のレベル。そのサイズに2リットル直4ターボエンジンを搭載したのが、メルセデスベンツCLA45AMGである。
横幅2000mm。このところ、衝突安全だナンだと横幅が大きなクルマは増えているけれど、やはり2000mmと言われるとぐっとくる。
2010年に3代目が登場したラージサイズミニバン、日産『エルグランド』。世代が進む事にライバル達の猛追をうけ、初代が築いた“キングオブミニバン”の称号が揺らぎつつあった。
気分は4ドアの『TT』!? 単純ににスポーティということではなく、手のうちに置いておけるコンパクトなボディによる身軽さにそう思わせられた。
数えて実に13代目。老婆心ながら思うのは、日産車ファンが“インフィニティバッジがついた『スカイライン』”に戸惑わないかどうか?ということ。もちろんプレミアムカーとして仕切り直しのための采配であり、事情は理解できるのだが……。
いまさら私が力説するまでもなく、『ハスラー』のデザインはいい。節約づかれではしゃぎたい人と、節約に拍車がかかり自然派へ傾倒した人の気持ちをわしづかみだ。