鉄道車両用の電源などを手掛けるトアックは、オートモーティブワールド13に運転者の居眠りを防止する『眠りまセンサー』のモックアップを展示した。今年5月には試作品を完成させるべく、開発を進めているという。
ゼットエムピーは、日本マイクロソフトと共同で開発している『RoboCar PHV』をオートモーティブワールド13の会場で公開した。トヨタ『プリウスPHV』をベースとした次世代自動車の開発用プラットフォームで、他の企業に対しても提供できるという。
東京アールアンドデーは、オートモーティブワールド13の会場で、同社が秋田県産業技術センターなどと共同で開発しているEVバスの展示を行った。いすゞ製の大型路線バス車両『エルガ・ミオ』をベースとしたもので、秋田県内の企業が装備品を提供している。
大阪と京都の自動車整備工場が8社集まって設立されたEVジャパンは、オートモーティブワールド13に車椅子ダイレクト乗車リフト付の超小型車『エコモス』を出展した。
大阪のベンチャー、ケイズ技研はオートモーティブワールド13にユニークな電動三輪車を出展した。それは車体を傾けることができるシンクロシステムを搭載したもので、これまでにない画期的な乗り物だ。
オートモーティブワールド13では、車の軽量化に関する素材や技術が紹介されていた。その中で、マグネシウムを使って軽量化をPRしていたのが大同工業だ。
ミツミ電機は、電気自動車(EV)の急速充電規格のひとつ、コンボ方式に対応した通信モジュールを参考出品している。提携先の米グリーンヴィティ・コミュニケーションズ社のICチップを使ったもので、日本や欧米から多くの引き合いがあるという。
オートモティブワールド13には多くの電気自動車(EV)が展示された。その中で、来場者の注目を浴びていたのが三菱自動車の『アウトランダーPHEV』だ。
本田技術研究所の三部敏宏常務執行役員は1月16日の基調講演で「ホンダのエンジン進化の方向性としてダウンサイジング過給エンジンの開発を進めている」ことを明らかにした。
オートモーティブワールド13に、EV用無線給電システム『Qualcomm Halo』を出品したクアルコム。クアルコムジャパンの前田修作氏は「2015年中ぐらいに、こういったものが市販されることが、皆さん(EV業界関係者)の目標になりつつあります」との見通しを述べた。
トヨタ自動車で『プリウスPHV』の開発責任者を務める田中義和主査は1月16日の専門技術セミナーで講演し、プリウスPHVのオーナーの平均燃費が38.5km/リッターだったとする調査結果を公表した。
本田技術研究所でハイブリッドシステムの開発責任者を務める島田裕央主任研究員は1月16日の専門技術セミナーで講演し、米国で発売した『アコードプラグインハイブリッド(PHV)』について約7割のユーザーがEV(電気自動車)走行だけで目的地に着けるとの見方を示した。
今回初参加のマグナ・インターナショナル・ジャパンは、電動アクスルドライブを始め、インバータ、コントロールユニットなどハイブリッドカー(HV)や電気自動車(EV)用のモジュールやデバイスを集中展示している。
ミツミ電機は、AM/FMチューナーとBluetoothモジュールを内蔵したルーフアンテナを参考出品している。カーオーディオのあり方を変えるシステムとして自動車メーカーへの納入を目指しているという。
韓国ヒュンダイモーター(現代自動車)でエコ・フレンドリー・ビークル・システム開発部門のシニアバイスプレジデントを務めるキー・サン・リー氏は1月16日の基調講演で、2014年から順次、電気自動車(EV)の量産を開始する計画を明らかにした。