トヨタ自動車は、9月に発売するレクサスの旗艦車種『LS460』に同社がもつ先端安全技術をすべて搭載する。これらの技術群は、駐車時のアシストから不幸にも事故に遭遇した時の救助手配までを網羅するもので、新たに「統合安全コンセプト」と命名している。
快走してきた軽自動車販売が転機を迎えそうだ。最大手のスズキが今年度および2007年度の軽自動車生産を削減する方針を打ち出し、業界に大きな波紋を投じている。
トヨタ自動車の北米事業が勢いを増している。今年度第1四半期(4−6月)の販売台数は、前年同期比で16.5%も増加、国内やアジアでの落ち込みをカバーして同期の過去最高益に寄与した。1年前の値上げとは異なり、台数も利益も追求するという攻勢を鮮明にした。
ホンダが航空機事業への本格参入を決めた。今月内に米国ノースカロライナ州に「ホンダエアクラフトカンパニー」を設立、10月から自主開発した小型ビジネス機『ホンダジェット』の受注を開始する。
発表が続いている自動車各社の第1四半期決算は、対ドルや対ユーロの円安もあって一部を除き業績は好調だ。しかし、各社の予想を上回る収益圧迫要因も顕在化してきた。原材料費の高騰である。とくに非鉄金属や稀少金属の価格上昇が重くのし掛かっている。