オートバイ駐車場にライブカメラを設置する動きが始まっている。
東京都道路整備保全公社(依田俊治理事長)が、9月8日から試行を開始したのは、都内千代田区にある2つの駐車場。収容台数21台の万世橋駐車場(外神田1-1-14)と収容台数10台の秋葉原駅前駐車場(外神田1-18)だ。
駐車場の様子が、パソコンや携帯で見ることができるので、目的地付近で事前に調べて利用することができる。
「バイク駐車場は満空発信器を設置していないので、混雑状況がわかりませんでしたが、ライブカメラを設置することで、その問題が解消されます」(事業部営業推進課)
ライブ映像は、利用者から意外な評価も受けた。同公社は、オートバイ駐車の動向調査の観測方法として、06年に港区六本木にある駐車場にライブカメラを設置したことがあった。
「好きで乗っている方は、オートバイを大事にしている方が多く、映像で自分のバイクが確認できるのは安心感があるという意見もいただきました」(同上)
今回の2か所の駐車場へのライブカメラ設置は、こうした副次的効果を見込んでの試行運用で、年内実施される予定だ。ライブ映像は公社ホームページから見ることができる。