61kgを担げる介護支援ロボット 理研と東海ゴムが開発

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61kgを担げる介護支援ロボット 理研と東海ゴムが開発
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独立行政法人の理化学研究所と東海ゴム工業は、2007年に設立した理研-東海ゴム人間共存ロボット連携センター(RTC)が介護支援ロボット「RIBA(ロボット・フォー・インタラクティブ・ボディ・アシスタンス)」を開発したと発表した。

RIBAは、人間タイプの両腕により、人をベッドや車椅子から抱き上げ、移動し、抱き下ろす一連の移乗作業を行うことができる介護の負担を軽減するロボット。

日本は少子高齢化社会に向かって歩みだしており、将来の介護者不足が大きな社会問題となっている。この介護問題を克服するため、ロボット技術の活用に大きな期待が寄せられている。特に、ベッドと車椅子間の移乗は肉体的に重労働なうえ、1日に約40回も必要な作業で、多くの介護士は腰痛に悩まされるなどの問題を抱えている。

RTCは、理研の制御、センサー、情報処理技術と東海ゴムの材料、構造設計技術を融合して、61kg以下の可搬重量、腕を広範囲に覆う高精度触覚センサーを利用したロボット操作機能、情報処理の高速化によりロボット全体を統制した動作が可能な分散情報処理などの特徴を持つRIBAを開発した。

今後も、RIBAを発展させた介護支援ロボットの研究を一層推進し、数年以内に介護施設でのモニター使用を行って課題を整理した後、東海ゴムによる商品化を目指す。

《レスポンス編集部》

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