BMWグループのMINIは25日、英国シルバーストーンで22-24日に開催された「MINIユナイテッド2009」に、世界40か国以上から約2万5000人が集まったと発表した。
MINIユナイテッドは年に1回行われるファン感謝イベント。今年はMINIブランドが誕生してから50周年に当たるため、例年以上に盛大なイベントとなった。
シルバーストーンには世界40か国以上から、約2万5000人のファンが来場。英国やドイツなどの欧州だけでなく、米国、ロシア、南アフリカ共和国からの参加者もいたという。新型『MINI』と旧型『Mini』を合わせ、約1万台の車両が一堂に会した様子は壮観だ。
イベントでは50周年記念の特別仕様車、『MINI50メイフェア』と『MINI50カムデン』を初公開。また、故ジョージ・ハリスン氏をイメージして製作された『MINIジョージ・ハリスン仕様』が、妻のオリヴィア・ハリスンさんに引き渡された。同車は年内にチャリティオークションに出品される予定だ。
また、会場にはファッションデザイナーのポール・スミス、アーチストのデヴィッド・ボウイ、モデルのケイト・モス、イラストレーターのアラン・オルドリッジらが手がけたMINIを展示。オーナー自慢の愛車とともに注目を集めていた。
さらに、会場ではワンメークレースや片輪走行、元スタイル・カウンシルのポール・ウェラーやUKパンクロックバンドのツイステッド・ホイールがライブを行い、MINIの50周年に華を添えた。
世界中のファンから愛され続けるモデルは、それほど多くない。MINIは今後、クロスオーバーモデルの追加などバリエーションを拡大する計画で、「MINIワールド」に魅了されるファンが増えそうだ。