国際石油開発帝石は、西オーストラリア州沖合WA-35-L鉱区のヴァンゴッホ油田での開発施設としてシンガポールで建造中の浮遊式生産貯油出荷施設(FPSO)に火災が発生し、一部の機器類が損傷を受けたと発表。
このため、5月のヴァンゴッホ油田の生産開始の予定が遅れる見込み。
ヴァンゴッホ油田は、国際石油開発帝石の子会社アルファ石油がオペレーターのApache社とともに開発を進めている。今回被害のあったFPSOは、建造会社であるプロセイフ・プロダクション・パブリック社保有の施設で、アルファ石油、Apache社が、施設完成後にプロセイフ社とのリース契約により生産操業に使用する予定。
今後の生産開始時期見通しについては、被害状況の検証や必要な修復作業などを踏まえて検討する予定だが、FPSOの修復に数か月を要する見込み。