気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年4月14日付
●自動車保険料値上げの動き、採算悪化で収益圧迫、若者の車離れなど影響(読売・8面)
●高速値下げに対抗、鉄道・航空も格安運賃(読売・15面)
●自動車部品のホーコー破産、愛知、負債25億円(朝日・8面)
●新車買い替え韓国も減税策、最大19万円(朝日・8面)
●消防車も小学校もなんでも出すぞオークション(朝日・34面)
●「破産法申請下準備を」米紙報道財務省がGMに指示(毎日・4面)
●トヨタ2期連続営業赤字、10年3月期見通し、販売数落ち込み(毎日・7面)
●千代田区、電気自動車用充電スタンド、庁舎に(毎日・25面)
●タイ混乱 赤や黄の服避けて、在留邦人に緊急メール(産経・27面)
●新型プリウス、予約2万台超 2週間でトヨタ(東京・3面)
●GM「環境」切り札に2人用電動二輪車(東京・6面)
●住金、インドに製鉄所、高炉から一貫合弁会社設立検討、自動車向け供給(日経・1面)
●点検・追加経済対策 自動車業界底上げ3700億円100万台増へ直接補助(日経・5面)
●ビッグ3決断力で明暗、再建策大詰め(日経・7面)
●政府、エコ家電・車、・購入支援へ、消費者は買い控え「対策はじまってから」(日経・13面)
●リチウムイオン電池、最短1分半で充電、東芝ハイブリッド車用開発(日経・15面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が5月中旬に発売する新型ハイブリッド車『プリウス』の受注台数が、予約開始から2週間足らずで2万台を突破したという。きょうの東京が総合面で取り上げている。
先週の10日には朝日が「1万台突破」を“スクープ”報道したばかり。東京によると「10日に2万台を突破。11、12日の土日でさらに数千台を上乗せした」と報じている。プリウスを巡る事前報道がエスカレートしているが、そのうち「3万台、4万台突破」という記事が紙面を飾る可能性もある。
それはともかく、筆者の自宅にも日曜日(12日)夜の9時に地元のトヨタ系販売店の馴染みの営業マンから電話が掛かってきた。「早く予約しないと納車が遅れます」と。「ちょっと待って、未だ購入すると決めたわけではない」と言い返した。詳しく聞くと現時点で予約しても7月か8月になるそうだ。記事でも「新型プリウスの納車は3-4か月待ちの状態」(東京)という。発売1か月前から実車もなくマスコミ報道にあおられてカタログだけでセールスする営業マンも気の毒だ。