D1グランプリの09シーズン第1戦が、今週末の28・29日に、「聖地」エビスサーキット(福島県)で開催される。今年もレースゲーム『グランツーリスモ』を冠スポンサーとして開催される。
今シーズンは新車が増え、08年王者斉藤太吾がフォード『マスタング』に乗るほか、06年王者で同サーキット支配人の熊久保信重が三菱『ランサーエボリューションX』で走る。上野高広はBMW『3シリーズクーペ(E92)』をベースに、昨年までの『ソアラ』に搭載していたのと同じ2JZエンジンを搭載し、800ps馬力のマシンにスイッチ。また、ダンロップ陣営の若手の横井昌志は、日産Z34型『フェアレディZ』を準備中。準備が整うまでは、Z33型で出場する予定だ。
競技システムとしては、決勝の単走1回戦がこれまではゼッケン1番からスタートし、シード以降は予選順という形だったが、今回は予選最下位からスタートし、シード選手も10番手から出走。最後に、ゼッケン1の選手が走るように改められた。ゼッケンは、開幕戦は前年のランキング順で、第2戦以降は前戦までのポイントランキング順になるのは変更はない。
そのほか、審査員の増強が行われ、審査委員長のD1最高顧問のドリキン土屋圭一氏と、審査員のD1創始者の稲田大二郎氏はお馴染みだが、副審査員として昨年までコースサイドで旗を振っていた神本寿氏と、レーサーの山路慎一氏が加わり、4名態勢となった。
コースは南コースを順走で使用され、最終コーナーから4コーナーを抜けて5コーナーの手前までが審査区間となる。審査員席は1コーナーと2コーナーの中間にあり、ちょうどアウト側に最もふくらむ辺りだ。
シード選手は、昨年9位の吉岡稔記選手が参戦を取りやめたが、野村謙、今村陽一、末永正雄、手塚強、川畑真人など、そのほかのトップドリフターたちは現在のところ顔を揃える予定だ。