フィアット 500 待望のオープンモデル

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フィアットは16日、フィアット『500C』を発表した。1957年デビューの2代目『500』(チンクエチェント)をイメージさせるキャンバストップを採用。欧州では今夏から販売がスタートする。

500Cの最大の特徴はキャンバストップにある。あえてフルオープン方式とせず、天井だけが開くキャンバストップを選択した。これはフィアットが、1957年登場の2代目500に敬意を払っているからに他ならない。アニメ映画『ルパン三世』にも、2代目500のキャンバストップ仕様が起用されているように、500のオープンといえば、キャンバストップを意味するのである。

もちろん、キャンバストップのメリットも見逃せない。まずは、ベース車と比較して、ボディ剛性がほとんど低下しない点。また、万一の横転時には、強固なピラーがロールオーバーバーの役割を果たす。トランク容量も犠牲にしていない。そして、トップを開けた時のクラシカルなリアビューこそ、最大のメリットといえるかもしれない。

トップの開閉は電動式で、トランク上に折り畳まれる。オープン時には、室内への風の巻き込みを低減するリフレクターがポップアップ。キャンバストップの生地色は、アイボリー、レッド、ブラックの3色を用意し、ボディカラーとのコーディネートが楽しめる。

リアウインドウがガラス製なのもポイントで、傷によって後方視界が妨げられる心配はない。ハイマウントストップランプは、オープン、クローズドを問わず機能するようにデザインされている。

エンジンはフィアット500と共通で、ガソリンは1.2リットル直4(68ps)と1.4リットル直4(99ps)、ディーゼルは1.3リットル直4ターボ(74ps)。トランスミッションは5速/6速MTと2ペダル5速MTの「デュアロジック」を設定する。MTにはアイドリングストップ機能が付く。

フィアット500Cは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。欧州では今夏から販売が始まる。キャンバストップなので、ベース車に対する価格の上昇は、意外と少ないかもしれない。

2007年7月にデビューしたフィアット500は大人気で、欧州では2008年に19万台を販売。キャンバストップ仕様の投入で、人気に拍車がかかるのは間違いない。フィアットは500に占めるキャンバストップ車の販売比率を、50%に想定。『MINIコンバーチブル』にとって、強力なライバルの出現だ。

《森脇稔》

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