新しいポルシェミュージアム、いよいよオープン

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新しいポルシェミュージアム、いよいよオープン
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ポルシェは21日、新しいポルシェミュージアムの展示内容を公表した。28日にオープン式典を開催し、31日から一般公開される。

同ミュージアムは2005年からドイツ・ツッフェンハウゼンのポルシェ本社敷地内に建設されていたもので、2008年末に完成。

ポルシェミュージアムは、ポルシェのすべてを展示する施設として誕生。ポルシェの歴史、モータースポーツとの関係、数々の革新的技術、そして創業から現在までのポルシェラインナップ…、と見どころが満載だ。実車の展示台数は80台を超えるという。

ミュージアムは広さ5600平方mと広大。展示エリアは3本の強化コンクリート製のコアだけで支えられ、外から見ると宙に浮いているかのように見える。
 
ミュージアム内にはショップ、カフェバー、高級レストラン、イベントエリアなどの施設を用意。月曜日を除く毎日、入館料8ユーロ(約930円)で見学でき、大人の付き添いがある14歳までの子どもは入館無料だ。

展示のハイライトといえそうなのが、1948年式の『356ロードスター』。ポルシェが送り出した最初のスポーツカーの、そのまさに第1号車である。ほかにも1956年式『550Aスパイダー』、1973年式『911カレラRS2.7』など、ポルシェの歴史を彩った名車がそろう。

モータースポーツ車両では、1986年式の『マクラーレンTAG MP4/2Cフォーミュラ1』が注目を集めそう。1983 - 87年にポルシェはエンジンサプライヤーとして、マクラーレンTAGポルシェチームからF1に参戦。1.5リットルV6ターボ(850ps)を搭載。1983 - 87年に、ニキ・ラウダとアラン・プロストを擁して合計25回優勝、3度のドライバーズタイトルと2度のコンストラクターズタイトルを獲得している。また、ポルシェが活躍した「タルガフローリオ」など、競技別の展示コーナーも設けられている。

ポルシェファンの聖地ともいえる新ミュージアム。ポルシェは年間20万人の来場を想定している。

《森脇稔》

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