【デトロイトモーターショー09】トヨタ プリウス 新型…斬新なインテリアと高い安全性能

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トヨタは12日、新型『プリウス』を披露。初代から好評の先進的なインテリアは、新たなアプローチで未来感覚を演出。クラストップレベルの高い安全性も備えている。
 
インパネは滑らかなカーブを描くデザインが未来的。初代から受け継いでいるセンターメーターは、新型ではさらに大型化され、視認性が向上している。このセンターメーター内には、バッテリー残量やモーター&エンジンの作動状況を表示。もちろん、ドライバーに燃費運転を促す機構も導入している。
 
さらに、ステアリングスイッチに連動した「タッチトレーサー」も採用。運転中でも視線を逸らさずにステアリング上のオーディオや空調スイッチが操作できるように、センターメーター内にスイッチと同じ表示を設けた。
 
シフトレバーの位置は現行のインパネからセンターコンソールに移動。電子制御のシフトバイワイヤを採用している。
 
シートは前席がクッション性やホールド性を向上させた新デザイン。シート背面の形状を工夫して、後席足元の空間を広げているのもポイントだ。荷室もバッテリー冷却装置を小型化した効果で、幅が約5.6cm、奥行きが約1cm広がった。
 
オプションの電動ガラスサンルーフには、ソーラーパネルが組み込まれる。駐車中でもこのソーラーパネルからの電力を利用して車内のファンを回し、夏場の車内温度の上昇を減らすアイデアだ。また、世界初の遠隔操作ができるエアコンも採用。エアコンの電源をバッテリーだけから供給することで、乗車前に車内温度を適温に整えておくことが可能になった。
 
環境への配慮として、レクサス『HS250h』と同じ、エコロジカルプラスチックの採用が挙げられる。これは内装材のプラスチックの一部を植物由来とすることで、CO2排出量を低減させるものだ。
 
安全性の高さは新型の魅力のひとつ。エアバッグは運転席&助手席の正面に加えて、前席シート内蔵サイドエアバッグ、前後のカーテンエアバッグ、運転席のニーエアバッグと万全の備え。前席アクティブヘッドレスト、VSC、トラクションコントロールなども標準装備だ。
 
オプションで「ダイナミックレーダークルーズコントロール」を設定。ミリ波レーダーを使用した精度の高い内容だ。また、レーンキープアシスト、プリクラッシュセーフティなどの安全装備もラインナップ。現行型のインテリジェントパーキングアシストは、進化版が用意され、駐車がいっそう簡単になった。
 
米国のトヨタブランドとしては初の「セーフティコネクト」の導入もニュース。これはレクサスで展開しているものと基本的に共通で、緊急時に頭上のSOSボタンを押して通報できるほか、盗難の際には車両の追跡が可能だ。
 
ハイブリッドカーのパイオニアとして、大きく商品内容を引き上げた新型プリウス。日本の5月中旬を皮切りに、順次世界各国で発売される。価格は未定だが、現行よりもアップする可能性が大。そのため、国内では現行モデルが、ホンダの新型『インサイト』対策として併売される見込みだ。

《森脇稔》

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