日産自動車は、9月に発売したクリーンディーゼル車『エクストレイル』の「20GT」で北海道1000km無給油走行に挑戦し、24日に完走した。燃費計による平均燃費は20.6km/リットルだった。
これは、カタログに記載された10・15モード(国土交通省審査値)の15.2km/リットルに対して35.5%良い燃費となる。
北海道1000km無給油走行のチャレンジは、10月22日から24日までの3日間で行われ、釧路日産自動車の根室店を22日朝9時35分に出発した後、北見、帯広、旭川、札幌にある販売会社の営業所などに立ち寄り、エコドライブ実践のポイント解説や排気のクリーンさをアピールするデモンストレーションを行った。
ゴール地点の函館日産自動車の石川店には24日15時58分に到着し、販売会社の社員などから暖かい拍手で迎えられた。
実際の走行では、同社の実験部に所属する6人のテストドライバーが交代で運転を担当し、最終的な走行距離は1012km。札幌市内では渋滞に巻き込まれたり、最終日の24日には強い風と雨に見舞われるなど、厳しい走行条件にもかかわらず、燃料警告ランプは最後まで点灯しなかった。
日産では現在、エコドライブ(燃費の良い運転)の啓発活動として、販売会社などでエコドライブ講習を実施している。今回のチャレンジは、この活動の一環として実施したもので、エコドライブの有効性を一般ユーザーに発信したいとの考えから実行した。