【ブリヂストンF1】日本GP直前会見…豪華! フェラーリとマクラーレンの4名

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ブリヂストンが8日に都内で開催した「2008 F1 PRESS MEETING」には、今年のF1でタイトル争いを展開している2チーム、フェラーリとマクラーレン・メルセデスの計4名のドライバーが出席。まるでボクシングの世界タイトルマッチの前日記者会見のような状況となった。

タイトル争いの主役が一堂に会した。「ブリヂストンならでは」と、浜島裕英MS・MCタイヤ開発本部長が言うとおり、F1全車にタイヤ供給をしている同社にしか、こんなキャスティングはできないだろう。

現在1点差でコンストラクターズタイトル争いをリードするマクラーレンからはルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネン、追うフェラーリからキミ・ライコネンとフェリペ・マッサ。日本GPの優勝争いも、おそらくはこの4人が中心となって展開されることだろう。

浜島氏はタイヤ開発者の立場から、「フェラーリはレースディスタンスで特に強く、マクラーレンは予選一発の速さが素晴らしい」と、2強の強さを分析。また、ブリヂストンのモータースポーツ推進室長である安川ひろし氏は、ハミルトンとコバライネンが、やはりブリヂストンのワンメイク供給であるGP2の卒業生であることにも触れ、彼らの大成を祝福するコメントも贈った。

ドライバーズタイトル争いを7点差でリードするハミルトンは、「2年目の今季も、とても良いシーズンになっている。このままチーム一丸となって最後まで戦い抜くよ。日本でのレースは2000年のカート、そして昨年の日本GPに続いて、僕自身3度目になる。今度の富士でもコンペティティブなレースを戦い、そしてもちろん優勝を狙っていきたい」と力強く宣言。

同僚のコバライネンは「ハンガリーでの初優勝が、今年これまでの僕のハイライトだったことは間違いないね」と、F1ウイナーの仲間入りを果たした喜びを語り、さらに「チーム(とハミルトン)のタイトル争いのために、富士では最大限のポイントを獲得したい」と、こちらも気合い充分なところを見せた。

互角の戦いを見せるマクラーレンとフェラーリだが、雨ならマクラーレン有利というのが最近の定説。もし、富士が今年も雨に見舞われるようなら、ハミルトン&マクラーレンが王座獲得に大きく前進か?

《遠藤俊幸》

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