【ブリヂストンF1】日本GP直前会見…MAKE CARS GREEN

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2007年シーズンからF1参戦全チームにタイヤを供給しているブリヂストンが8日、恒例となった日本GP前の「2008 F1 PRESS MEETING」を都内で開催。今回の日本GP(10月10 - 12日、富士スピードウェイ)でのみ使用する「MAKE CARS GREEN TYRE」のお披露目を行なった。

現在のドライ路面用F1タイヤは、規則により4本の溝(グルーブ)を入れることが義務づけられているわけだが、富士で使われるドライタイヤに関しては、このグルーブを緑色に塗ることとなった。

これは、ブリヂストンがFIA(国際自動車連盟)と協力して進めている「MAKE CARS GREEN」キャンペーンの活動にちなんだ試みである。「MAKE CARS GREEN」は、世界中のドライバーに“環境にやさしい運転”を啓蒙するキャンペーンであり、全F1ドライバーが支援を表明しているもの。その趣旨をより広くアピールするため、ブリヂストンの地元である日本GPで、グルーブを緑色に塗った「MAKE CARS GREEN TYRE」を全F1マシンが履くことになったのだ。

ここ2シーズン、ブリヂストンはハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフトの4種類のドライタイヤのなかから、コース状況等を考慮して、各レースに2種類のタイヤを持ち込むシステムを採っている。そして2種類のうちの柔らかめの方のタイヤに関しては、1本のグルーブを白色にペイントすることで判別しやすいようにしてきた。富士にはミディアムとソフトが投入されるが、ソフトの4本のグルーブのうちの1本は従来と同じく白色にペイントされる。

ブリヂストンの荒川詔四社長は、「この活動を通じて、エコドライブの輪を広げていきたい」とコメント。また、今年のシーズン中にF1参戦200レースの節目を越えたことについて、「これだけ長く、最高峰のF1に参戦し続けてこられたことは、ドライバー、チーム、関係者のみなさんのおかげ。深く感謝したい」と語っている。

昨年からワンメイク供給となったことで、今季末には通算勝利数が自動的に139に達するブリヂストン(史上2位)。黙っていても勝利が増えるとはいえ、決してラクな立場ではない。「安全性はもちろん、安定した品質のタイヤ供給、そして全チームに公平な姿勢を心がけている」(荒川社長)。まさにF1の足もとを支える大役を担っているのだ。その重責、プレッシャーは相当なものだろう。ブリヂストンへの信頼があるからこそ、全てのF1ドライバーは全力で戦いに臨むことができるのだ。

現在の富士では2度目の開催となるF1日本GP。ブリヂストンのキャップを被って表彰台の頂点に立つのは、誰だろう? 日本GPは10日に開幕、翌11日に予選、そして12日に決勝レースが行なわれる。

《遠藤俊幸》

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